#15 春休み生存報告② 敦賀・舞鶴に行った話
前回に引き続き、春休みに行った青春18きっぷの旅 第2弾「敦賀・舞鶴旅」について書きます。
しばしお付き合いください。
今回も高校の友達と二人で行きました。
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時を遡ること2021年3月6日(土)
スタート!!
8時に大阪集合なので、前回と同じ時間の電車に乗りました。
7:54 大阪着 友達と合流&新快速に乗り換え
8:29 京都着 普通に乗り換え
敦賀に直行すると昼ご飯には早すぎる時間なので、滋賀県の「近江神宮」に寄ることにしました。 行きたかったポイントの一つなのでラッキーです( ̄▽ ̄)
8:52 大津京到着
近江神宮へ(徒歩13分)
敷地内に入りしばらく歩くと、鮮やかな朱色の楼門が目に入ってきました。
土曜日でしたが参拝者はそれほどおらず、神聖な雰囲気が漂っていました。
近江神宮の横には「勧学館」という百人一首の「クイーン戦」「名人戦」や高校生の「全国高等学校かるた選手権大会」が行われる会場もあります。
建物内は無料で見学できます。
秋田県のかるた会の方たちが練習していました。
11:15 敦賀到着
駅の横では2022年末に金沢から延伸する北陸新幹線の建設工事が行われていました。
「ヨーロッパ軒軒」というお店に行きました。
カツ丼(930円)
カラッと揚がったロースカツにウスターソースベースのタレがかかっていて、おいしかったです。
詳しくは下リンクからご覧ください。
↑敦賀駅横の施設内に、天井から傘がつるされたインスタ映えスポットがありました。
14:22 東舞鶴着
舞鶴は日本に5か所あった鎮守府の一つで軍港の町として栄えました。
駅から20分ほど歩いて海まで行くと、掃海艇「あいしま」と「すがしま」が停泊していました。船の長さは54mもあるらしいです。
舞鶴といえば赤レンガ倉庫が有名ですね。
あいにくの曇り空でしたが、歴史を感じる赤色のレンガがきれいでした。
レンガ倉庫は海軍の魚雷の倉庫として使われていました。
東舞鶴駅から舞鶴港までの引き込み線跡は歩けるようになっています。
途中、おしゃれなトンネルがありました。
17:02[舞鶴線・福知山行]
17:52 福知山着
次の丹波路快速の乗り換えまで時間があったので、ミスドでおやつにしました。
高校時代、学校帰りによくミスドにいっていたので懐かしかったです。
18:11[丹波路快速・大阪行]福知山発
20:21 大阪着
22:13 りんくうタウン着
ゴール!!
前回の「静岡旅」よりは観光要素の多い旅でした。
舞鶴の赤レンガ倉庫は夜になるとライトアップされ、夜の姿も幻想的らしいです。
見てみたかった...
次回は第3弾「香川編」について書く予定です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
参考
東舞鶴~福知山 770円
福知山~大阪 1,980円
大阪~りんくうタウン 1,020円
計9,120円
#14 春休み生存報告①静岡に行った話
こんにちは。
春休みは堕落しきった生活を送ってしまいましたので1回も更新できませんでした。
ごめんなさいm(__)m
今年の春休みはコロナ禍ということもあり宿泊を伴う旅行には行けなかったんですが、JRから発売される「青春18きっぷ」を使って3回ほど小旅行にいきました。
今回その第一弾「静岡」にハンバーグを食べにいったときのことを書きます。
ここで、青春18きっぷを知らない方向けにざっくりと説明します。
・JR全線の普通列車の普通車自由席が5回(人)乗り放題
・春、夏、冬の長期休み期間中に利用できる。
春季用 2021年3月1日(月)から2021年4月10日(土)まで。
夏季用 2021年7月20日(火)から2021年9月10日(金)まで。
冬季用 2021年12月10日(金)から2022年1月10日(月)まで。
5回分で12,050円なので1日 2,410円でJRが乗り放題になる超お得切符です。
詳しくは下のJR東海のHPをご覧ください。
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket/
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時を遡ること 2021年3月4日(木)
高校の友達と「春休みになったので青春18きっぷでどこかに行こう!」
という話になり行先候補を考えました。
相談した結果、
プラン① 静岡県にしかないハンバーグレストラン「さわやか」に行く
プラン② 香川県に「うどん」を食べに行く
どちらのプランにするかは当日ルーレットで決めることにしました。
僕の家の最寄JR駅、りんくうタウン駅からスタート!
犬鳴山から朝日がさして気持ちのいい朝です。
8:04 大阪到着
友達と合流 ルーレットの結果、、、
行き先は「静岡」に決定!!
さわやかは静岡県内に34店舗ありますが、近いところがいいので「さわやか浜松高塚店」を目指すことにしました。
8:22 [京都線 新快速・長浜行]大阪発
9:21 野洲で途中下車
(この先米原で30分ほど待ち時間ができそうなので、途中下車しました)
↑ 駅の近くにあった江戸時代に整備された五街道の一つ「中山道」。
江戸時代の人は何日もかけて都を目指したことを思うと、電車のある時代に生まれて本当に良かったと思います。
ここから高塚まで途中下車なしです( ̄▽ ̄)
10:24 米原着
「新幹線乗り換え」の案内があり、課金したい誘惑にかられました。
10:30[東海道本線 大垣行]
11:06 大垣着
<<<新快速ブースト発動>>>
12:39 豊橋着
<<新快速ブースト終了>>
ゴールの高塚駅まであと少し!
13:11 高塚到着!
ここから徒歩13分の距離にある、「さわやか浜松高塚店」を目指します。
お店に着くと10分ほど待ち時間がありました。
(御殿場の方の店舗は200分待ちとかで、ユニバ並みの待ち時間です)
店内に案内されると下のような紙を敷いてくれます。
この紙、ただのテーブルクロスではなく、ハンバーグを店員さんが切ってくれるんですが、その時に油が服にはねないようにガードする紙なんですね。
げんこつハンバーグランチ(1,210円)を注文しました。
<感想>
うまい、過去一のウマさです。
はるばる大阪から5時間かけて来た甲斐があったと実感するおいしさでした。
静岡県民の方はこんなにおいしいハンバーグを身近に食べられて本当にうらやましいです。
「さわやか」の詳しいメニューは下記リンクをご覧ください。
途中、浜名湖が車窓から見えました。
浜名湖周辺にも観光スポットがたくさんあるみたいなので次くるときは行ってみたいです。(某キャンプアニメの影響)
14:36 豊橋で新快速・大垣行に乗り換え
15:38 金山着 地下鉄で名城公園へ
時間があったので名古屋城を見に行きました。
工事中でした(´;ω;`)ウッ…
名古屋城近くの金シャチ横丁という有名なスポットなんですが、コロナの影響か人はまばらでした。
栄~名古屋駅まで地下鉄で移動
晩御飯を食べました。名古屋は台湾らーめんが有名なんですね。
写真にはのってないですが、手羽先も食べてきました。
18:20[特別快速・米原行]
車内は込み合っていて座れなかった😢
19:35 米原で新快速・姫路行に乗り換え
21:12 大阪着! 友達と解散
22:46 りんくうタウン着
ゴール✨
以下参考までに(青春18きっぷを使わないときの乗車賃)
りんくうタウン~大阪 1,020円
大阪~野洲 1,340円
野洲~高塚 4,070円
高塚~金山 1,980円
金山~大阪 3,410円
大阪~りんくうタウン 1,020円
計12,840円
これが18きっぷを使うと12,840円 ⇒ 2,410円ってすごいですね。
若者に鉄道旅行を楽しめ、というJRの思いが伝わってきます。
ありがとうございます笑
ここまで読んでいただきありがとうございました。
#13【時間術】夜編 運動&睡眠リセット術 #神・時間術⑤
前回は昼の時間術を紹介しました。
今回は夜編です!
「脳のゴールデンタイム」について説明しましたが、夜の時間術を使うと「第二のゴールデンタイム」を作ることができます。
また、「寝る前2時間」の過ごし方で翌朝100%の集中力を出せるかが決まります。
「夜の時間の使い方」、一緒に見直してみませんか?
運動リセット術
1日を2倍活用する方法
「1日を2倍活用できる」究極の時間術があります。
1日は24時間、これは全員共通で、「1日を2倍活用する」というのは常識的に不可能です。
ですが裏技があります。
起床後2~3時間は「脳のゴールデンタイム」、脳がフレッシュな状態で、非常に集中力が高く、質の高い仕事ができる時間帯です。
もしも一日の途中で、脳を起床直後と同じ状態にできる方法があれば、ゴールデンタイムを2回活用することがでい、1日を2倍活用しているといえますね。
1日を2倍活用する脳の究極のリセット法、それが「運動リセット術」です!
午後の疲れてきた時間帯に1時間ほど有酸素運動を行うと、驚くほど頭がスッキリし、朝同様の状態を味わえます。
これだけでは運動の効果を信じてもらえないので、樺沢先生は次のような運動の脳に及ぼす7つのメリットを挙げています。
運動が脳に良い科学的な根拠
①海馬の神経を増やし長期記憶を強化する
BDNF(脳由来神経栄養因子)が分泌され、神経細胞の増殖を促進する。
②脳を育てる
脳の容積、シナプスのネットワークが増える。
③運動直後から学習機能がアップする
運動直後より認識の柔軟性(遂行機能)、学習能力が向上した。
④頭が良くなる
「運動する人」と「運動しない人」を比べると、長期記憶、推論、注意、問題解決、 流動性知能について「運動する人」のほうが成績が高かった。
⑤作業記憶がよくなる
運動前と後では作業記憶(ワーキングメモリ)のテスト結果が50%以上改善した。
⑥ぐっすり眠れる
週に150分以上の運動で睡眠の質は65%アップする。日中の眠気レベルも65%下がり、疲労感、集中力が45%改善する。
⑦やる気が高まる
運動をするとすぐにモチベーション物質であるドーパミンが分泌される。
このように運動は最強のリフレッシュであるとともに、脳のパフォーマンスを高める最高の脳トレといえるでしょう。
やりすぎには注意!
「運動リセット術」には1つ気をつけることがあります。
それは「やりすぎ」です。
脳を活性化させる最適な運動時間は60~90分ほどで、それ以上運動すると、身体がだるくなったり、お腹が空いたり、眠くなったりと仕事どころではなくなってしまいます。
適切な運動は脳と身体をチューニングしますが、過剰な運動をすると「身体の回復」が最優先され脳にエネルギーを回す余裕がなくなります。
その結果、集中力が下がり、食欲がわき、眠気に襲われるといった疲労の徴候が出るのです。
「集中力リセット」のための運動では激しい運動を長時間すればよいのでなく、「適切な運動量」でやめておく事が重要です。
睡眠に良い生活習慣
睡眠は人生を決める
ここまで集中力をリセットする方法をいろいろ紹介してきましたが、集中力リセット術でいちばん重要なのは「睡眠」です。
良い睡眠をとることで翌朝100%の状態で1日のスタートを切れるのです。
十分な時間寝られなかったり、眠りが浅くて何度も夜中に目覚めるようでは、朝起きても頭がぼーっとします。
集中力が70~80%くらいしか回復していないとすると、その日の仕事は20~30%減った状態からスタートすることになります。
朝起きるときの生活習慣で「1日」が決まりますが、寝るときの生活習慣で「人生」が決まります。
睡眠不足は集中力の最大の敵であり、睡眠時間を削って仕事をするなど「愚の骨頂」です。
「寝る前2時間」の過ごしかた
睡眠の重要性が分かりましたか?
では、どうすれば最高の睡眠を手に入れることができるのでしょうか。
それは「寝る前2時間」の生活習慣が関わっています。
寝る前2時間にやってはいけないこと
寝る前にやってはいけないことは「食事」「飲酒」「激しい運動」「熱い風呂」「視覚系娯楽(テレビ・ゲームなど)」「光るものを見る(スマホ・パソコン・テレビ)」「明るい場所で過ごす」などです。
質の良い睡眠をするためには、日中活動するための「交感神経」から、夜に身体を休めるための「副交感神経」に切り替える必要があります。
眠気が出ない、目が冴えている、心臓がドキドキしている、などはすべて交感神経が活発な状態のサインです。
そんな状態で無理に寝ようとしても身体も脳も休まりません。
寝る前にすべきでない行動をいくつか挙げましたが、特に注意すべきが「寝る前2時間以内の食事」です。
食事をすると成長ホルモンが分泌されません。
成長ホルモンは血糖を上昇させる作用や疲労回復作用があり、空腹の時に分泌されやすく、満腹状態ではほとんど分泌されません。
成長ホルモン分泌されないと睡眠で疲労回復が十分にできず、翌朝に疲れが残ってしまいます。
7~8時間寝ているのに疲れがとれない人は、「寝る前に食事をしている」ケースが多いので注意しましょう。
寝る前2時間にやるとよいこと
寝る前にやると良いこと、それは「ゆったりとした時間」「リラックスした時間」を持つことです。
例えば、音楽やアロマなど非視覚系娯楽やペットと遊んだり、ぬるめのお風呂に入る、読書などですね。
交感神経から副交感神経に切り替えるためにはクールダウンの時間が必要です。
寝る前2時間をのんびり過ごせれば自然に交感神経から副交感神経へ切り替え、ぐっすり眠ることができるのです。
寝る15分活用術
寝る前15分は記憶のゴールデンタイムである
起床後2時間は「脳のゴールデンタイム」ですが、脳にはもう一つ、「記憶のゴールデンタイム」があります。
それが寝る前15分です。
寝る前に記憶したことは、1日の中で最も記憶に残りやすいのです。
試験勉強や暗記系の勉強をしている人にとって、寝る前「15分」は日中の「1時間」に匹敵します。
その理由は寝る前に暗記してそのまま布団に直行して寝ると、「記憶の衝突」が起こらないからです。
何かを暗記してから余計な情報を脳に入れると、脳が混乱し、睡眠中の情報の整理、記憶の定着に影響が出ます。 これが記憶の衝突です。
寝る前15分に記憶したことは、他の情報と衝突しないためそのまま記憶に残るというわけです。
寝る前にテレビは見るな
朝の時間術を紹介した際、朝起きたときにテレビを見ると、脳の中をごちゃまぜにしてしまい「ゴールデンタイム」が吹き飛ぶといいましたが、寝る前のテレビも同じです。
光刺激で交感神経が活性化し睡眠の質が下がるだけでなく、頭の中をごちゃごちゃにして「記憶の衝突」を最大化してしまいます。
寝る前にテレビを見るのは絶対にやめましょう。
寝る前にネガティブなことを考えるな
余談ですが、あなたは寝る前に何を考えて寝ますか?
多くの人が「今日あったつらいこと」「仕事で失敗したこと」などを思い出すでしょう。
寝る前15分は「記憶のゴールデンタイム」です。
つまり、ネガティブなことを考えながら眠ると、それも強烈に記憶に残ってしまうのです。
これを続けると頭の中がマイナスな内容で埋め尽くされてしまい、自尊感情が下がり、自分に自信を持てなくなってしまいます。
「人間は寝る前に考えた人間になる」という言葉がありますが、心理学的に正しいのです。
寝る前の人間は「特別無条件同化暗示感受性」という状態にあり、寝る前に考えたことが潜在意識の中に入ってきやすいのです。
寝る前にネガティブな内容を考えるのはやめておきましょう。
今日のまとめ
いかがだったでしょうか。
今回は夜の時間術として
「運動リセット術」「睡眠に良い生活習慣」「寝る前15分活用術」について紹介しました。
夕方、疲れが出てきたとしても、1時間運動をするだけで「ゴールデンタイム」をもう一度活用できるってすごくないですか?
夜の時間の使い方で睡眠の質が大きく変わるだけでなく、あなたの人生も変わってしまうんでしたね。
あと、暗記系の勉強をしている人!寝る前の15分、大切にしてくださいね。
今日で「神・時間術」に関する内容は以上です。
詳しくは樺沢紫苑先生の「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術(大和書房)」に書かれています。
気になる方は読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
#12【時間術】昼の時間を最大に活かす!午後のリセット術 #神・時間術④
前回は「朝」の時間を有効活用する方法について紹介しました。
今回は昼編です!!
午前中は「集中力を持続させる」ことが重要でしたが、昼からもその集中力を維持するのは大変です。
昼以降の時間術の基本は「いかに集中力をリセットするか」です!
昼休み、午後、夕方、、と時間帯ごとに最適な集中力リセット術を活用することで、
午後の時間を創出し、仕事効率化につなげる、、、というのが昼の時間術戦略です!
「午前中は調子が良いけど昼からだれてしまう」
「午後は眠くて仕事が全くできない、、」という人に読んでいただけると嬉しいです。
外出ランチリセット術
まず紹介するのが「外食ランチリセット術」です。
忙しい会社員には「外食に行く時間がもったいない」と弁当を自分のデスクで食べたり、社員食堂でパパっと食べてしまう人も多いでしょう。
しかし、樺沢先生曰く「忙しい社会人こそ外食に行くべきだ」と述べています。
それは外食ランチこそが最強の集中力リセット術だからです。
外食ランチの詳しい効果について説明します。
平常心に戻るセロトニン効果
外出ランチに行くとセロトニンが活性化します。
セロトニンは「癒やし・リラックス・平常心」などに関する脳内物質で、低下するとイライラしたり、意欲が低下してしまいます。
セロトニンを活性化する方法は3つあります。
それが前回説明した「日光を浴びる」「リズム運動」「咀嚼」です。
会社から(日光を浴びながら)ちょっと歩いて(リズム運動)定食屋に入り、そこでご飯を食べる(咀嚼)だけで、セロトニンを活性化する条件が全て満たされますね。
大事なのは「日光を浴びる」のと少しの距離を「歩く」ということです。
同じビルの中の店にエレベーターで言ったり、地下街のお店では「集中力リセット」には役立ちません。
ポイントは「日光」「運動」「咀嚼」なので、「公園まで歩いて弁当を食べる」など外食でなくともセロトニンは活性化できます。
ちなみに「リズム運動」や「咀嚼」は同時に言語脳を使ってしまうとセロトニン活性は弱まります。
つまり、本を読みながら、仕事をしながら、考えごとをしながらご飯を食べると効果が弱まるのです。
昼食は仕事のことを考えず、ゆったりとした時間を過ごすのが良いのです。
記憶力アップの場所ニューロン効果
「歩く」「移動する」「場所を変える」というのは脳に対して非常に良い効果があります。
それは「場所ニューロン」が活性化することです。
場所ニューロンとは「自分がどこにいるのかを忘れないための細胞」で海馬に存在します。
場所ニューロンが活性化することで、海馬全体が活性化し、記憶力が増強します。
脳にインプットされた情報は海馬に一時的に保管されます。
「勉強や仕事をする」ということは「海馬を使う」ということです。
つまり海馬が活性化すると記憶力が高まり、勉強や仕事がはかどるのです!
これが外食ランチの集中力リセットにおける2つ目の効果です。
ひらめき力のあがるアセチルコリン術
あなたは外食に行く時、「常連派」ですか?それとも「新規開拓派」ですか?
いつものお店で「いつものメニュー」を食べるのは悪いことではありませんが、「ランチ・リセット術」では「新しい店で、いつもと違ったメニュー」を選ぶことをオススメします。
いつもと違った行動を取ると脳ではアセチルコリンが活性化します。
アセチルコリンは「創造性」や「ひらめき」に効果があり、アイデア出しや企画といった仕事と関係がある脳内物質です。
ですから、昼休みにいつもと違った行動をするだけでアセチルコリンが活性化し、脳をイキイキとした状態に切り替えることができるのです。
脳をリセットする仮眠の技術
脳をリセットする最強の方法は何でしょか?
それは「仮眠」つまり昼寝です。
昼休みに仮眠して、午後の授業を受けると頭がシャキっとした経験はありませんか?
仮眠は集中力や記憶力など脳のパフォーマンスを全体的に改善する効果があります。
(NASAの研究によると、26分の仮眠で仕事効率が34%UP、注意力が54%UPしたそうです)
仮眠の効果は、厚生労働省が作成する「健康づくりのための睡眠指針」にも書いてあります。
そこには「午後の眠気による仕事の問題を改善するのに昼寝が役に立ちます。午後の早い時刻に 30 分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的です」とあり、国が仮眠の効果に対してお墨付きを与えています。
最適な仮眠時間は20~30分
仮眠は最強の「脳リセット術」ですが、何分の仮眠が最も効果的なのでしょうか。
仮眠については様々な研究がありますが、20~30分が効果的と挙げられています。
また、30分を超えると徐々に効果が薄れていき、1時間を超える仮眠は脳のパフォーマンスにも健康にも悪影響を及ぼします。
仮眠を取る時間は遅くとも3時にするべきで、それ以降は夜の睡眠に影響を及ぼし、不眠の原因になります。気をつけましょう。
方法は何でもOK
仮眠の仕方は、平らなところで横になるのがベストですが、イスに座って机に伏せるだけでも十分な効果があります。
また、眠る前に緑茶やコーヒーでカフェインを摂取してから寝ると、20~30分後にはカフェインの効果が現れるため目覚めが良くなります。
午後のリセット術
午後2~4時は食後の眠気が出たり、仕事の疲れが出てきたり、1日の中で最もパフォーマンスの下がる時間帯です。
交通事故の統計を見ても、居眠り運転が多発するのは深夜の3~4時と午後2~4時の2つのピークがあることがわかっています。
つまり、午後2~4時は「生物学的に覚醒度が低下し、眠気が出やすい時間帯」なのです。
覚醒度が低下する、というのは集中力、仕事効率が低下するのを意味します。
ここからはダラけてしまいやすい午後の時間帯を乗り切る「午後のリセット術」を紹介します!!
運動リセット術
脳を活性化させる最も即効性のある方法は「運動」です。
たった10分の運動で、ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなどの脳内物質のレベルが高まり、次の90分をエネルギーに満ち、集中力と学習効率をアップさせることができます。
リフレッシュのための運動は1分でも十分な効果が得られます。
エレベーターではなく階段を使う、スクワットを5回する、、、などでいいのです。
とにかく机に座りっぱなしの状態は、疲れが溜まりやすく、集中力も下がってきます。
「集中力が下がってきた」と思ったら少し歩いたり、運動をするようにすると良いでしょう。
場所替えリセット術
「外食ランチリセット術」でも説明したように、場所を変えると「場所ニューロン」が活性化するので海馬が活性化し、脳がリフレッシュします。
これはランチの時だけでなく常に同じことが言えます。
疲れてきたら「自販機まで廊下を歩く」「トイレまで歩く」「コピー機のところまで行ってコピーをとる」などデスク以外の場所に行きましょう。
ほんの少し景色が変わるだけで、ずっと机に向かっているマンネリ化した脳に対してはフレッシュな刺激になります。
休憩リセット術
午後の仕事は疲れやすく、集中力も途切れやすいです。
そこで大事になるのが「疲れる前に休む」ということです。
限界まで頑張って5分休む、ではなく機械的に45分仕事をしたら5分休憩するインターバル走のイメージです。
マラソン選手は喉が渇く前に給水しますが、それはのどが渇いたと自覚したときには脱水状態になりかけていて、そこで水分補給をしても遅いからです。
仕事でも脳がヘロヘロになるまで頑張ってしまうと、5分休んでも十分に回復できないのです。
疲れすぎない前に休む、これが大事です。
もっとも良くない休み方は?
あなたは休憩時間に何をしていますか?
多くの人は休憩中にスマホを触っていると思います。
残念なお知らせですが、脳科学的に「スマホ」は最も良くない休憩です。
なぜならスマホは逆に脳を疲れさせるからです。
「人間の脳は視覚情報の処理に脳のキャパシティの90%を使っている」と言われておりデスクワークの人は、脳が仕事による視覚情報の処理で脳が疲れています。
仕事で「見る」「読む」という作業で脳が疲れてるので、休憩のときは「見る」「読む」から脳を解放すべきなのです。
「神・時間術」の考えでは休憩で集中力を回復しなければ、休憩したとは言えません。
休憩前より休憩後の方が集中力が下がっていたら、それは集中時間を大きくロスすることになってしまいます。
究極の休み方は?
では、どういう休み方が、脳を休めるのでしょうか?
オススメは「目をつぶる」です。
「仮眠は最強の集中力リセット術」と先述しましたが、実は眠らなくとも目をつぶって、視覚情報を遮断するだけで脳は休息モードに入ります。
脳波を調べると目を閉じると「α波」というリラクゼーションの波が出るのです。
目を閉じて、何も考えずにボーッとする。
これが脳科学的に最も簡単で効果的な休み方です。
5分仮眠術
仕事や勉強中に猛烈な眠気に襲われた経験はありませんか?
そんなときはエナジードリンクを飲んだり、ガムを噛んだり、、、と頑張って起きようとせずに、「5分」でいいので仮眠を取りましょう。
たった5分の仮眠で、眠気が取れスッキリするのに気づくはずです。
人間の覚醒度には「ウルトラディアンリズム」という90分周期のリズムがあります。
猛烈に眠いのはそのウルトラディアンリズムの谷の部分、もっとも覚醒度が低下している時間帯だからです。
この状態は注意力、集中力、仕事力が最も低下している時間なので、何をしても全くはかどりません。
眠気が最も強い、すなわち覚醒度が最も低いということは、しばらくすると覚醒度は上がっていくことを意味します。
たった5分の仮眠で覚醒度アップの波に乗り、次の90分を高い集中力で乗り切ることができるようになるでしょう。
午後の仕事術
最後に「午後の仕事術」として「退社時間を決める」を紹介します。
労働生産性が高いことで有名なアメリカ人は「5時に帰る」という話を以前紹介しました。
「5時に帰る」 これは絶対条件で、達成するために午前中も午後も集中力を高めてアメリカ人は仕事をします。つまり毎日制限時間を設けているのです。
日本人は「仕事が終わらなければ残業すればいっか」と最初から思っているから、いつまで経っても集中力が高まらず、無意識にだらだらと仕事をしてしまいます。
最近、日本でも「残業ゼロ」を導入し、定時に退社させる会社が増えています。「残業ゼロ」を導入した会社はトータルの労働時間は大幅に減っているのに、企業業績は上昇した会社が少なくありません。
「5時に帰る」は無理でも「6時に帰る!」と自分なりの帰る時間を決めて、その時間には仕事を終わらせて必ず帰宅する習慣をつけると良いでしょう。
今日のまとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「午後のリセット術」ということで「いかに集中力をリセットし、時間を創出するか」について説明しました。
「外食ランチリセット術」「脳をリセットする仮眠の技術」「午後のリセット仕事術」
今回紹介したリセット術を実践すれば、昼からだらだら仕事をしてしまったり、眠くて仕事に集中できない、ということはなくなります!
ぜひやってみてください。
今回の内容は以上です。
詳しくは樺沢紫苑先生の「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術(大和書房)」に書かれています。
気になる方は読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
#11【時間術】!朝の時間を最大に活かす 「脳のゴールデンタイム時間術」 #神・時間術③
朝が「脳のゴールデンタイム」というのはよく言われています。
ではどうやって朝の時間を有効活用すればよいでしょうか?
今回は「朝の時間を最大に活かす!脳のゴールデンタイム時間術」を紹介します!
「朝の時間の使い方がわからない人」や「朝起きるのが苦手な人」に読んでもらえると嬉しいです。
脳のゴールデンタイムを活かす
ゴールデンタイムとは?
起きてから2~3時間は、なぜ「ゴールデン」と呼ばれるほど素晴らしい時間帯なのでしょうか?
睡眠中に私たちの脳は整理されます。
「前日の出来事」の記憶が整理整頓され、朝起きた直後の脳は「片付けられて何も載っていないまっさらな机」のような状態になります。
仕事を始めるとだんだん机の上に文房具や書類が広がり始めますが、同じようなことが脳内でも起こっているのです。
朝起きた直後の脳は広々と作業スペースが使えるのでバツグンに仕事がはかどるのです。
集中力を測定するメガネ「JINS MEME」のデータによると1日で最も集中できる時間帯は朝6時~7時台です。
その後9時以降は徐々に集中力が低下し、昼の2時に低くなり、4時~5時の終業間際に再び高まります。
起床後2~3時間の「脳のゴールデンタイム」が実際に存在することが分かりますね。
また、「脳のゴールデンタイム」にするべき仕事には論理的な仕事、語学学習、難しい課題などの集中力を要する仕事、「集中仕事」が向いています。
超・朝活起床術
朝の時間帯が「ゴールデン」と言われる理由がわかったでしょか。
しかし、中には「朝が苦手で起きられません🥺」とか「夜型人間なので朝は活動できません」と思っている人もいるでしょう。
そんなあなたには樺沢先生がオススメする朝の時間の攻略法「超・朝活起床術」を紹介します!
朝シャワー
朝にシャワーを浴びると、夜の神経(リラックスする神経)の「副交感神経」から昼の神経(活動の神経)の「交感神経」に切り替わります。
朝起きて頭がボーッとしているのは、副交感神経が優位にあり、目は覚めているが頭も身体もまだ寝ている状態だからです。
交感神経優位の状態とは体温、心拍数が上がった状態です。
シャワーを浴びると体温、心拍数が上がり、強制的に副交感神経から交感神経に切り替えることができるのです。
カーテンを開けて寝る
一般的にカーテンは閉めて寝るものです。
ですが、実はカーテンを開けて寝ると朝型に切り替えることができます。
それは窓から入る朝日を浴びて「セロトニン」という脳内物質が活性化するからです。
セロトニンは睡眠と覚醒をコントロールする物質で、網膜からの光刺激が脳の「縫線核」という部分に伝わり合成が開始します。
セロトニンは日の出とともに合成がスタートし、午後から夜にかけて活性が低下、ノンレム睡眠時には分泌がゼロになります。
セロトニンが分泌されるとハツラツとした気分になり、頭もスッキリし、すぐに仕事ができる状態になることができます。
セロトニンはこの後も何回か登場する大事な物質です。
覚えておいてくださいね(^o^)
リズム運動
日光を浴びてセロトニンが活性化すると、気持ちのいい朝を向かえられることは説明しました。
実は他にもセロトニンを活性化させる方法があります。
それは「リズム運動」です。
リズム運動とは「イチ、ニ、イチ、ニ」のかけ声に合わせてできるリズミカルな運動で、ウォーキング、ジョギング、階段の上り下り、ラジオ体操、深呼吸などたくさんあります。
朝行うリズム運動のオススメは「よく噛んで朝食を食べる」です。
ご飯をよく噛む、つまり咀嚼すると顎の筋肉がリズミカルに収縮・弛緩を繰り返すため、十分なリズム運動となりセロトニン活性にも効果的です。
朝のウォーキングやジョギングももちろん効果的ですが、朝に運動する時間を取れない人も多いでしょう。
でも朝ごはんをよく噛むのは誰でもできますね。
よく噛んで食べるだけで、朝食を食べ終わる頃にはセロトニンのスイッチがオンになり、脳が覚醒モードになっているのです。
絶対やってはいけない朝の習慣
ここまで朝の時間を有効活用する習慣を紹介してきました。
反対に朝、絶対にやってはいけない習慣もあります。
それは「テレビを見ること」です。
朝からなんとなく「ニュース番組」や「占い」を見ている人も多いでしょう。
朝起きた時の状態は「整理されたキレイな机の上」のような状態です。
テレビは「情報の嵐」
朝起きていきなりテレビを見るのは、キレイな机の上に資料をぶちまけるのと一緒です。
「整理された脳」がいきなり「乱雑な脳」に変わってしまい、「朝のゴールデンタイム」が吹き飛んでしまいます。
ゴールデンタイムをより長く活かすには午前中は余計な情報入れず、あえて「情報遮断」をするのがポイントです。
朝からテレビ、絶対にやめてください。
今日のまとめ
いかがだったでしょうか。
今回は朝が「脳のゴールデンタイム」と呼ばれる理由とその活かし方について説明しました。
起床後2~3時間は1日の中で最も集中力が高い時間帯です。
「神・時間術」では朝のゴールデンタイムをどう有効活用するかが重要です。
朝の集中時間には「論理的な仕事や語学学習などの集中力を要する仕事、集中仕事」をやるといいんでしたね。
「朝が苦手で、、、」という人向けの朝の攻略法も紹介しました。
・朝シャワー
・カーテンを開けて寝る
・リズム運動
どれも実践するのは簡単なものばかりです。
あと、朝からテレビを見ている人。絶対にやめてください。
ゴールデンタイムが吹き飛んでしまいます。
今回の内容は以上です。
詳しくは樺沢紫苑先生の「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術(大和書房)」に書かれています。
気になる方は読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
#10【時間術】集中力が続かない人必見!!脳を最大に活かす「集中力の高め方」#神・時間術②
「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」第2回目
今日は『脳を最大に活かす「集中力の高め方」』
についてです!
集中力を高めて仕事効率をアップさせ、時間短縮につながる、
これが「神・時間術」だと前回説明しました。
では集中力を高めるにはどうしたら良いのか?
具体的な方法とともに説明していきます( ̄ー ̄)
「勉強や仕事に追われて自分の時間がなかなか作れない人」や
「集中力が続かない人」に読んでいただけると嬉しいです。
15・45・90の法則
「15・45・90の法則」
集中力は何分間持続可能なのでしょうか?
調べてみると「15分」「45分」「90分」という時間が浮かび上がってきます。
人が「ピークの集中力」を保てる限界は15分と言われています。
非常に高い集中力はそう長くはもたないのです。
例えば、
会議の同時通訳は1人15分のローテーションで行う
空港や船舶の監視業務で20分を超えると集中力が低下する(20分効果)
クラシック音楽は15分から20分ごとに楽章が分かれていて小休止が入る構成が多い、
など高い集中力を必要とする場合は15分程度で区切られているものが多いです。
「45分」これは授業の集中時間です。
小学校の授業は1コマ45分、中高では50分ですが、これは集中力は45分程度しか持続しないからです。
テレビドラマは番組自体は1時間ですが、CMを抜くと正味45分、15分×3ブロックで構成されていて、15分ごとのCMで一息ついて集中力をリセットできるようになっていますね。
45分が2倍になると90分。これはサッカーの試合時間と同じです。
45分ハーフで間に15分の休憩を挟んで合計で90分、集中して試合をみるのにちょうど良い時間ですね。
テレビの2時間ドラマもCMを抜くとだいたい90分。大学の講義も多くは90分。
90分は大人がなんとか集中力を維持できる限界の時間です。
それを2ブロックにして間に休息を入れるとさらに集中しやすくなります。
このように集中力が持続する時間には15分、45分、90分という単位時間が重要です。
これを「15・45・90の法則」と著者の樺沢先生は言っています。
人間の体内にある「90分時計」
「15・45・90の法則」には脳科学的な根拠があります。
人間の体内には「体内時計」があり非常に正確にリズムを刻んでいます。
有名なものに24時間周期の「概日リズム(サーカディアンリズム)」があります。
毎日同じ時間に眠気が来たり、お腹が空いたりと睡眠や摂食のリズムが刻まれ、さらに体温、ホルモンなども規則的に変化するのは概日リズムのおかげです。
最近はもう少し短い周期の体内時計が注目されています。
それが90分周期のウルトラディアンリズムです。
ウルトラディアンリズムとは、
「人間の脳波を調べると約90分間隔で覚醒度が変化している。
つまり覚醒度の高い90分と眠気の強い20分が交互に訪れるサイクルが脳には存在する」
というものです。
他にもレム睡眠とノンレム睡眠の間隔が90分であったり、胃の蠕動運動が90分周期であることからも人間の身体には「90分のリズムがある」のは間違いないでしょう。
脳リズムサーフィン術
集中できる時間単位には15分・45分・90分の時間単位があります。
脳の中では波が寄せては引いていくように、一定のリズムで集中力が高くなったり低くなったりしています。
集中力が低いときに頑張って集中して仕事をするのは無理があります。
大事なのは集中力に逆らうのではなく、リズムに上手く乗る。
つまり「集中力の波乗り」をすることです。
自分に最適な集中時間をつかむことも大切です。
集中力の周期は90分と書きましたが、人によって70~110分の幅があるようです。
「15・45・90」というのはあくまで集中力持続の目安です。
自分にあった集中時間を探りそのリズムに乗って仕事をして、間に休憩を挟む。
これが「15・45・90の法則」を活用して、脳のリズムをサーフィンのように乗りこなすということです。
雑念排除法
集中力の敵、それは「雑念」です。
雑念を取り除くことができれば自然と集中力は高まります。
「集中」=雑念が排除された状態、とも言えるかもしれません。
集中力を高めて仕事効率を上げる「神・時間術」では「雑念の排除」が必要です。
雑念には以下の4種類があります。
・「物」による雑念
・「思考」の雑念
・「人」による雑念
・「通信」の雑念
それぞれどうすれば排除できるのか説明していきます。
物による雑念
今、あなたの机の上はキレイですか?
上に何もないキレイな机と、本や書類が散乱した机ではどちらが集中できますか?
キレイな机ですね。
机や机周りが散らかっていると、物を探すのに時間がかかります。
ある研究ではビジネスマンが1年間に探しものをする時間は150時間に及ぶといいます。
探しものより深刻なのは、その瞬間、集中力が途切れてしまうことです。
「あの書類どこいった??」
こう思った途端、高まっていた集中力はゼロに戻ってしまいます。
途切れた集中力が元に戻るのに15分かかるため、1日3回探したなら神・時間術的には45分の損失になります。
「整理整頓」をして、物ごとに「置く場所」を決めておくことで物探しをすることはなくなります。
机の上にものが散乱しているのも良くないです。
仕事とは関係ないものから「この本読みかけだったな、、、」「レシート溜まってきたな、、、」と様々な雑念が発生します。
徹底的に整理整頓、これが集中して仕事をする上での基本になります。
“年間150時間”も、ビジネスパーソンは●●●に費やしていた…――残業をしないチームの仕事術 | リクナビNEXTジャーナル
思考の雑念
集中したい時に限って「今日のお昼は何を食べようかな~」「あの書類早く提出しないと、、」といろいろな雑念が頭をよぎります。
いちいち考えていては集中力は間違いなく途切れますし、別の作業を始める可能性すらあります。
こんなときは「気になるものはすべて書き出す」のがオススメです。
頭の中の雑念を消し去ることなど不可能に思えるかもしれませんが、簡単にできます。
雑念のほとんどは「予定」や「スケジュール」などの「やるべきこと」、つまり「To Do」です。
これらを手帳やTo Doリストに書き出して、すぐ見れるところに貼っておきます。
すると不思議なことに全く気にならなくなります。
「気になるものはすべて書き出す」となぜ気にならなくなるのか?
これはツァイガルニク効果により説明できます。
ツァイガルニク効果とは「目標が達成されない未完了課題の記憶については、完了課題の課題の記憶に比べて想起されやすい」こと。
つまり「未完」状態のやるべきことが、書き出すことで「完了」状態になり記憶に残りにくくなるのです。
「 頭に浮かんだ雑念はすべて書き出す」、ぜひやってみてください。
人による雑念
集中して仕事や勉強している時に人に話しかけられると本当にうんざりしますよね。
集中力が高まっているときに、電話や声かけにより集中力が途切れた場合、元に戻るのに約15分かかると言われています。
たとえ1分で済む要件であったとしても、2回3回と続くと30分、45分の時間損失になっているかもしれません。
邪魔の入らない「集中できる環境」があればそれだけで集中でき、仕事効率を最大化できます。
そこで集中空間での缶詰め仕事術を紹介します!
小説家や漫画家は温泉宿にこもって作品を完成させることがあります。
これは缶詰状態の空間で雑念を排除して一気に作品を書き上げるためですが、温泉宿以外、例えばカフェや図書館でも缶詰状態で集中できます。
話しかけられることのない集中空間での仕事が習慣化すると脳がそれを記憶します。
すると雑念が入らないし、脳も集中力を高めるようコンディショニングしてくれるようになり、集中空間に行くとすぐにスイッチがONになり最初からトップスピードで仕事ができるようになります。
通信の雑念
最後に「通信の雑念」排除法を紹介します。
これはいたってシンプルです。
集中するときは携帯やスマホの電源はOFFにしましょう!
仕事をすると時にピコピコ通知がくるようでは、いつまで経っても集中できません。
可能ならWi-Fiも切るほうが良いです。
一度、スマホの通知をOFFにしてみてください。オススメです。
制限時間仕事術
「背水の陣」「火事場の馬鹿力」
限界状態に追い込まれた人間が実力以上の力を発揮することは昔から知られています。
限界状態ではなくとも、「1時間で終わらせる」「○日までに提出」のように制限時間を決めると仕事は効率化します。
これは人間の脳は追い込まれるとノルアドレナリンが分泌されるからです。
ノルアドレナリンの効果には
「集中力が高まる」「学習能力高まる」「脳が研ぎ澄まされる」など、脳が最高のパフォーマンスを発揮するのに重要な働きを持つものばかりです。
ストップウォッチ仕事術
制限時間を決めるだけで効率は上がります。
さらにストップウォッチを使っ「時間を視覚化」することでさらに効率をあげることができます。
タイマーで時間制限をする人もいますが、制限時間内に終わらなかった場合、集中力が高まっている追い込みの時間にアラームが鳴り、集中が途切れてしまいます。
オススメはタイマーではなくストップウォッチです。
教育学者の齋藤孝先生や脳科学者の茂木健一郎先生など、多くの仕事術の達人もストップウォッチを愛用していると自身の本で紹介しており、制限時間仕事術がいかに有効か分かると思います。
今日のまとめ
いかがだったでしょうか。
今回は集中して仕事をするために「集中力を高める方法」について紹介しました。
「15・45・90の法則」に基づく脳のリズムサーフィン術
「雑念排除法」による4つの雑念の排除法
「制限時間仕事術」
効果バツグンのものばかりです。
ぜひやってみてください!!
詳しくは樺沢紫苑先生の「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術(大和書房)」に書かれています。
気になる方は読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
#9 【時間術】時間がない人ほど読んでほしい!#脳のパフォーマンスを最大まで引き出す!神・時間術①
こんにちは。
あゆむです。
精神科医 樺沢紫苑先生の「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」(大和書房)を読んで良いと思った点について書いていきます。
この本、めちゃくちゃ良かったです! 時間についての考え方が180°変わります!
「毎日が忙しく自分の時間を取れない人」
「テストの時いつも時間が足りない人」
など時間が足りない!!と思っている人にオススメです!!
最後まで読んでいただけるとうれしいです。
「神・時間術」とは?
1日24時間はすべての人間に平等に与えられています。
ですが実際は能力の差、収入の差、仕事の結果などで大きな差が生まれていますね。
これはなぜでしょうか?
それは「時間の使い方」に差があるからです。
時間の使い方で人生が決まる、と言ってしまっても良いかもしれません。
時間をいかに上手く使うか、それが時間術です。
中でも著者の樺沢先生が提案する時間術は、他の時間術とは違う点があり、
「神・時間術」と本書では述べられています。
先生自身、「神・時間術」を行うことで忙殺状態の毎日から解放され、普通の人の4倍の仕事をこなしながら2倍以上の自由時間を確保しているそうです。
憧れますね( ̄ー ̄)
時間は人生の通貨です。
時間をどのように使うかでありとあらゆるものを手に入れられます。
1日は24時間しかありません。
24時間を最大限まで有効活用する術、それが「神・時間術」です。
最高の時間を手に入れる「神・時間術」4つの原則
まず、「神・時間術」の4つの原則について説明します。
第1原則:「集中力」を中心に考える
脳のゴールデンタイムとは
朝の8時と夜の8時。
仕事に集中できるのはどちらでしょうか。
朝の8時ですね。
これは起床後2~3時間は脳が疲れていない、脳内が非常に整理されている、
脳のパフォーマンスが最高レベルにある「脳のゴールデンタイム」だからです!
つまり、脳が最高のパフォーマンスを発揮できる時間帯に、それにあった仕事をすることで、仕事効率を大幅にUPできます。
その仕事に集中力は必要か?
仕事は、「非常に集中力を要する仕事」と「それほど集中力が必要でない仕事」に分けることができます。
それぞれ「集中仕事」と「非集中仕事」と著者は説明しています。
集中仕事は論理的な作業や文章執筆、語学の学習など
非集中仕事はメールチェックや電話、コピーを取る、資料に目を通す、、、などがあります。
時間のジグソーパズル理論
集中仕事は集中力が高い時間帯にしかできませんが、非集中仕事はいつでもできます。
1日は24時間ですが、その時間は均等には流れていません。
いつでもできるメールチェックを朝の「脳のゴールデンタイム」に行う必要がありますか?
樺沢先生曰く「午前中の時間価値は夜の4倍」
朝の30分のメールチェックは2時間の損失だそうです。
集中仕事は集中力の高い時間帯に、非集中仕事は集中力の低い時間帯に行う!
少し意識するだけで効率は格段にアップします!
(これを著者は「時間のジグソーパズル理論」と説明しています。)
ポイントは変に集中力を高めようとしないことです。
集中力を高めるのはプロのスポーツ選手などトレーニングを積んだ人でも大変です。
集中力を高めるのではなく、集中力が高い時間に集中仕事をする。
これが大事です。
集中力が高い時間とは「起床後2~3時間」「休憩直後」「終業間際」「締切前日」などです。
テスト前日とか集中力すごいですよね^^;
仕事を集中力を加味して適切な時間帯に「当てはめる」だけで仕事が圧倒的に効率化され、時間が創り出される。
これが「時間のジグソーパズル理論」です。
第2原則:集中力を「リセット」して時間を生み出す!
通常、時間は「一次元」として考えられます。
つまり、時間は「線」のように流れている、ということです。
「電車での移動時間に本を読む」、「メールチェックの回数を減らしてその時間に仕事をする」というように「無駄な時間」を「有意義な時間」に置き換えるというのが従来の時間術、「一次元的時間術」です。
「神・時間術」が他の時間術と決定的に異なる点 、それは時間術を集中力と時間の二次元的に考える、ということです!!(下図)
時間の進行が線ではなく面に。
集中力が高いと時間は同じでも面積が増える、仕事量が増えるというイメージです。
一次元的時間術では 時間を置き換えるだけで1日24時間の壁は突き破れない、
一方、二次元的時間術は「仕事量=時間×集中力」の概念を取り入れることで24時間の壁を突破可能! とまで著者は述べています。
緩急をつけて疲れる前に休む
第1原則で「集中力を高めるのは難しい」と述べましたが、実は簡単に集中力を高める方法があります。
100の集中力を120にするのは難しいですが、疲労により低下している70の集中力を90に回復するのは簡単です。
なぜなら適切なタイミングで「休息」「リフレッシュ」の時間を入れるだけでいいからです。
疲れる前に休む。
日本人は「頑張る」のは好きですが、自主的に「休む」のは苦手です。
しかし、疲労が蓄積した状態で仕事をしても集中力は低下し、仕事効率は下がるだけです。
疲れる前に休み、集中力を回復する。
集中力×時間である集中時間は増え、結果として仕事効率化、時間節約につながります。
集中力を高める特効薬は「睡眠」
集中力をリセットする最も簡単な方法が「睡眠」です。
忙しい人に限って睡眠時間を削って仕事、勉強に充てようとしますが絶対にやめましょう。
自治医科大学の日本人男性を対象とした研究で、睡眠が6時間以下の人は、7-8時間の人に比べて死亡率が2.4倍高くなる報告もあります。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15369129/
睡眠時間を削るのは翌日の集中力が低下するだけでなく、健康も削っているのです。
集中力をリセットする裏技
睡眠は集中力を回復させるといいましたが、どこでもできるわけではありません。
そこでオススメなのが「運動」です。
有酸素運動をするとBDNF(脳由来神経栄養因子)という脳を育てる因子や意欲を高めるドーパミンが分泌されます。
結果として朝の「脳のゴールデンタイム」と同じ状態になり、集中力だけでなく記憶力や思考力、作業遂行能力などが活性化します。
テスト期間で疲れてきた時に、少し散歩に行くと脳がシャキっとするのはこういうことなんですね^^;
第3原則:アメリカ式の仕事術を手に入れる
労働生産性
「労働生産性」という言葉を知っていますか?
労働生産性とは「就業者一人あたりが働いて生み出す付加価値の割合で、労働者がどれだけ効率的に成果を生み出したかを定量的に表した値」のこと。
ざっくりいうと「仕事効率」です。
日本人は「勤勉」「真面目」と言われますが、日本の労働生産性は世界的に見てどのくらいでしょうか?
日本はOECD加盟国では34カ国中22位
主要先進国(G7)ではダントツの最下位です。
日本の労働生産性(1時間あたり)は42.1、アメリカは68.3です。
アメリカ人は日本人の1.6倍も効率よく働いているということです!!
ですが日本のGNP(国民総生産)は世界3位です。
これは効率が悪い分、長時間労働でカバーしているのです。
アメリカ人は5時に退社するのに、日本人は残業が当たり前、という生活スタイルは労働生産性の統計結果をそのまま反映しています。
仕事効率を上げるにはアメリカ式の仕事術を探ってみる必要がありそうです。
アメリカ式の仕事術については次回以降説明しますね (^_^)
第4原則:「自己投資」のために時間を使う
絶対仕事に使うな!
時間術により生まれた自由時間を何に使いたいですか?
最悪なのは仕事に使うことです。
時間術により生まれた時間を仕事に使い、さらに時間術により時間を作る、、、
これでは一日のほとんどが仕事で埋め尽くされ、ただの社畜になってしまいます。
樺沢先生が紹介する「神・時間術」は「忙しさから解放」される方法です。
仕事時間を固定し、その時間内でできる仕事量を増やし、仕事の質も高めていく。
これを実行すれば必ず「忙しさ」から解放されますヽ(´□`。)ノ・゚ヤッタアァァアァン.
また著者は、創り出した時間を「自己投資」「能動的娯楽」「楽しむ」の3つに使うべきだと言っています。
娯楽には「受動的娯楽」と「能動的娯楽」があり、楽しいという点では同じですがテレビやゲームなど受動的娯楽はただ時間を浪費するだけです。
読書、スポーツ、ボードゲームなどは自己成長を促す能動的娯楽と言えます。
能動的娯楽はさらにアウトプットと組み合わせることでさらなる自己成長を引き起こします。
遊びや娯楽をしながら自己成長ができる。
これが神・時間術の真髄です( ̄ー ̄)
自己投資で無限の成長を手に入れる
時間術により生まれた時間を仕事のスキルアップのための自己投資に使うと、さらに自由時間が生まれる。さらに自己投資、仕事スキルアップ、、、と自己投資と自己成長、時間創出の無限スパイラルが生まれます。
今日の1時間を自己投資に向けることで「自己成長」が引き起こされ、仕事効率が10%、20%アップするなら、何百時間という時間を手に入れることができます。
自己投資ほど効率的な時間の使い方はないのです。
詳しくは次回以降説明します。
今日のまとめ
いかがだったでしょうか。
「神・時間術 4原則」は本書に書かれている時間術の土台となる考え方です。
・集中力を中心に時間を考える
・集中力をリセットして時間を生み出す
・アメリカ式の仕事効率を手に入れる
・自己投資のために時間を使う
この4原則を意識して次回以降の記事も読んでいただけると幸いです。
次回予告
② 脳の機能を最大に生かす集中力の高め方
③ 朝編 脳のゴールデンタイム術
④ 昼編 午後のリセット術
⑤ 夜編 運動&睡眠リセット術
⑥ まとめ
今後はこのような感じで「神・時間術」について詳しく紹介していこうと思います。
詳しくは「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術(樺沢紫苑/大和書房)」に書かれています。
ぜひ読んでみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました。