#8 【勉強法】アウトプットの意味とその方法③ #アウトプット大全
今日はアウトプットの方法2つ目
「書く(Write)」について5つの方法を紹介します!!
- 手で書く ~手書きよりも圧倒的な効果~
- 書き込む ~びっしり書き込まれた本は学びの軌跡~
- 書き出す ~頭の中の情報を書き出し、脳内を整理すべし~
- To Doリストを書く ~To Doリストは一日の仕事の設計図~
- 問題を解く ~暗記3:問題集7が勉強の黄金比!!~
- まとめ
手で書く ~手書きよりも圧倒的な効果~
最近は紙ではなく、タブレットやパソコンでノートを取る人が増えてきています。
「手書き」と「タイピング」、どちらがアウトプットに適しているのでしょうか?
正解は「手書き」です!!
「手書き」は時間がかかる、手が疲れる、手が汚れる、、、とアウトプットには非効率的に思えるかもしれません。
しかし手を動かして紙に書くことで、運動神経を介し脳が活性化し、タイピングよりも圧倒的な効果が得られるのです!!
スタヴァンゲル大学とマルセイユ大学の共同研究では、「手書き」群と「タイピング」群に分け、それぞれ20文字のアルファベットの文字列を暗記してもらい、3週間後と6週間後にその文字列をどれだけ暗記しているかテストを行いました。
結果、手書きのほうがタイピングよりも記憶に残りやすいということが分かりました。
また、手書き、タイピング中の脳をMRIで調べたところ、手書き中のみ脳のブローカ野という言語処理に関わる部分が活性化していました。
時間はかかりますが、勉強などアウトプットを行うときは、手書きのほうが良いでしょう( ̄ー ̄)
詳しくは下記参照
書き込む ~びっしり書き込まれた本は学びの軌跡~
本、教科書を読む時、あなたはアンダーラインを引いたり、メモを書き込んだりしていますか?
「教科書が汚れるから」と綺麗なまま使っている人!!
もったいないです!どんどん書き込みましょう!!
「読む」作業はインプット。 ただ読むだけでは内容はほとんど記憶に残りません。
「読む」作業をインプットからアウトプットに変える方法があります!!
それが「書き込みながら読む」です!!
アンダーラインを引く、字を書く。
手を動かす「運動」なので立派なアウトプットです。
また、文字を書くことでRAS(脳幹網様体賦活系)が活性化し、脳が活性化します!
書き込みながら本を読むと、本の内容理解が圧倒的に深まり、記憶にも残りやすくなります!
ぜひやってみてください!!
書き出す ~頭の中の情報を書き出し、脳内を整理すべし~
作業記憶(ワーキングメモリー)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
作業記憶とは「認知心理学において、情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念」のことです。(ウィキペディアより)
ざっくりいうと何かをしながら頭の中で覚えておける容量みたいなものです。
作業記憶は限られており、人の脳は同時に3つのことを覚えておくのが限界です。
やることが多すぎて頭が回らなくなることはありませんか?
そんなときは「頭の中にある情報を書き出す」のがオススメです!!
・午前中 バイト先に電話
・14:00レポート締め切り
・旅行の予定立てる
・18:30 美容院予約
これは僕の頭の中にある情報を書き出した例です。
情報を書き出すと頭の中が整理され、脳の作業スペースに空きを作ることができ、目の前の作業に集中できます!
やることが多すぎて手が回らなくなったとき、作業に集中できない時、試してみてください!
To Doリストを書く ~To Doリストは一日の仕事の設計図~
To Doリストとはやるべきことを書いて、ひと目で確認できるようにしたものです。
これにはものすごいメリットがあります。
☆To Doリストのメリット☆
1日の仕事の流れを確認できる
To Doリストは一日のやることが列挙されたリストです。
これを書き出すことで、一日の仕事・勉強の予定をイメージすることができます。
To Doリストは「1日の予定の設計図」です。
設計図を書かずに家を建てる人はいませんよね^^;
これを書くだけで仕事の捗り具合が段違いにアップします!
集中力が途切れない
To Doリストを書かない場合、1つ仕事が終わった時に「次、何するんだっけ?」と考えます。
この瞬間、高まっていた集中力がゼロになってしまいます。
集中力が戻るのには時間がかかるため、仕事を終えるごとに時間をロスしていることになります。
To Doリストがあれば、1秒見るだけで次やるべきことが分かるため、高い集中力を維持したまま、次の作業に移ることができます。
ワーキングメモリーが増える/仕事が効率化する
人の脳が一度に処理できること(ワーキングメモリー)は限られており、同時に処理できるのは3つまでです。
「書き出す」の時に説明したように情報を書き出すことで、脳の作業スペースに空きを作り、作業効率を上げることができます!!
次にTo Doリストを書く上での3原則を説明します。
To Doリスト3原則
①紙に書く・印刷する
リストは紙に書くようにしましょう。スマホやパソコン内で作るとリストを見る時にSNSを開いたり、ニュースを見たり、、、とリスト以外のことに脱線しやすいです。
リストは紙に書くか、パソコンで作って印刷するようにしましょう。
②常に机の上に置く
To Doリストは次の作業を確認するとき、一瞬で見られるようにしておく必要があります。
集中力を途切れさせずに作業を続けられるように、To Doリストは常に机の上においておきましょう。
③達成したら豪快に斜線で消す。
これ、意外と大事です!!
仕事を1つ終えたら斜線で豪快に消しちゃいましょう!
達成感を味わえるだけでなく、ドーパミンが分泌されてモチベーションが高まり、「次も頑張ろう!」という気持ちになれます!!
問題を解く ~暗記3:問題集7が勉強の黄金比!!~
最後に、勉強におけるTHE アウトプット 「問題を解く」について。
受験生に限らずともテスト勉強、資格試験、昇進試験など勉強する場面は多くあります。
特に忙しい社会人は限られた時間の中で、効率よく勉強して、試験に合格したいところです。
あなたは勉強する時「教科書」派ですか? それとも「問題集」派ですか?
勉強の仕方は人それぞれで、一人ひとり好きな勉強スタイルがあると思いますが、
アウトプットの観点から言うと問題集派の方が良さそうです。
教科書を読むのは「インプット」、問題集を解くのは「アウトプット」
「アウトプットの意味とその方法①」で説明したように、インプットとアウトプットの比は3:7が最も効率よく記憶できます。
勉強をするときも「暗記3:問題集7」の割合を意識してやってみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は手で書く、書き込む、書き出す、To Doリスト、問題を解く、の5つを紹介しました。
また、3回に渡り、樺沢紫苑先生の「学びを結果に変えるアウトプット大全」を読んで、良いと思ったことを「アウトプットの意義」「話す(Talk)」「書く(Write)」に分けて紹介してきました。
アウトプットは身につけると勉強に限らず、日常生活の中でも様々な場面で成長することができる武器になります!!
僕もまだまだ実践できていることは少ないですが、成長し続けられるように精進します。
また、「アウトプット大全」ではアウトプットの方法を「話す」「書く」に加えて「行動する」という3項目に分けて解説しています。
興味のある人は読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。