#9 【時間術】時間がない人ほど読んでほしい!#脳のパフォーマンスを最大まで引き出す!神・時間術①

こんにちは。

 

あゆむです。

 

精神科医 樺沢紫苑先生「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」(大和書房)を読んで良いと思った点について書いていきます。

 

この本、めちゃくちゃ良かったです! 時間についての考え方が180°変わります!

「毎日が忙しく自分の時間を取れない人」

「テストの時いつも時間が足りない人」

 など時間が足りない!!と思っている人にオススメです!!

最後まで読んでいただけるとうれしいです。

 

 

 

「神・時間術」とは?

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1日24時間はすべての人間に平等に与えられています。

ですが実際は能力の差、収入の差、仕事の結果などで大きな差が生まれていますね。

 

これはなぜでしょうか?

 

それは「時間の使い方」に差があるからです。

時間の使い方で人生が決まる、と言ってしまっても良いかもしれません。

時間をいかに上手く使うか、それが時間術です。

 

中でも著者の樺沢先生が提案する時間術は、他の時間術とは違う点があり、

「神・時間術」と本書では述べられています。

 

先生自身、「神・時間術」を行うことで忙殺状態の毎日から解放され、普通の人の4倍の仕事をこなしながら2倍以上の自由時間を確保しているそうです。

憧れますね( ̄ー ̄)

 

時間は人生の通貨です。

時間をどのように使うかでありとあらゆるものを手に入れられます。

1日は24時間しかありません。

24時間を最大限まで有効活用する術、それが「神・時間術」です。

 

 

最高の時間を手に入れる「神・時間術」4つの原則

まず、「神・時間術」の4つの原則について説明します。

 

第1原則:「集中力」を中心に考える

脳のゴールデンタイムとは

 

朝の8時と夜の8時。 

仕事に集中できるのはどちらでしょうか。 

 

朝の8時ですね。

 

これは起床後2~3時間は脳が疲れていない、脳内が非常に整理されている、

脳のパフォーマンスが最高レベルにある「脳のゴールデンタイムだからです!

 つまり、脳が最高のパフォーマンスを発揮できる時間帯に、それにあった仕事をすることで、仕事効率を大幅にUPできます

 

その仕事に集中力は必要か?

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仕事は、「非常に集中力を要する仕事」と「それほど集中力が必要でない仕事」に分けることができます。

それぞれ「集中仕事」「非集中仕事」と著者は説明しています。

集中仕事は論理的な作業文章執筆語学の学習など

非集中仕事はメールチェック電話コピーを取る資料に目を通す、、、などがあります。

 

時間のジグソーパズル理論 

集中仕事は集中力が高い時間帯にしかできませんが、非集中仕事はいつでもできます。

 1日は24時間ですが、その時間は均等には流れていません。

 いつでもできるメールチェックを朝の「脳のゴールデンタイム」に行う必要がありますか?

樺沢先生曰く「午前中の時間価値は夜の4倍」

朝の30分のメールチェックは2時間の損失だそうです。

 

集中仕事は集中力の高い時間帯に、非集中仕事は集中力の低い時間帯に行う!

少し意識するだけで効率は格段にアップします!

(これを著者は「時間のジグソーパズル理論」と説明しています。)

 

ポイントは変に集中力を高めようとしないことです。

集中力を高めるのはプロのスポーツ選手などトレーニングを積んだ人でも大変です。

 

集中力を高めるのではなく、集中力が高い時間に集中仕事をする

これが大事です。

集中力が高い時間とは「起床後2~3時間」「休憩直後」「終業間際」「締切前日」などです。

テスト前日とか集中力すごいですよね^^;

 

仕事を集中力を加味して適切な時間帯に「当てはめる」だけで仕事が圧倒的に効率化され、時間が創り出される

 これが「時間のジグソーパズル理論」です。

 

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第2原則:集中力を「リセット」して時間を生み出す!

 

通常、時間は「一次元」として考えられます。

つまり、時間は「線」のように流れている、ということです。

「電車での移動時間に本を読む」、「メールチェックの回数を減らしてその時間に仕事をする」というように「無駄な時間」を「有意義な時間」に置き換えるというのが従来の時間術、「一次元的時間術」です。

 

「神・時間術」が他の時間術と決定的に異なる点 、それは時間術を集中力と時間の二次元的に考える、ということです!!(下図)

時間の進行が線ではなく面に。

集中力が高いと時間は同じでも面積が増える、仕事量が増えるというイメージです。

 

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一次元的時間術では 時間を置き換えるだけで1日24時間の壁は突き破れない、

一方、二次元的時間術は「仕事量=時間×集中力」の概念を取り入れることで24時間の壁を突破可能! とまで著者は述べています。

 

緩急をつけて疲れる前に休む

第1原則で「集中力を高めるのは難しい」と述べましたが、実は簡単に集中力を高める方法があります。

100の集中力を120にするのは難しいですが、疲労により低下している70の集中力を90に回復するのは簡単です。

なぜなら適切なタイミングで「休息」「リフレッシュ」の時間を入れるだけでいいからです。

 

疲れる前に休む。

日本人は「頑張る」のは好きですが、自主的に「休む」のは苦手です。

しかし、疲労が蓄積した状態で仕事をしても集中力は低下し、仕事効率は下がるだけです。

疲れる前に休み、集中力を回復する。

集中力×時間である集中時間は増え、結果として仕事効率化時間節約につながります。

 

集中力を高める特効薬は「睡眠」

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集中力をリセットする最も簡単な方法が「睡眠」です。

忙しい人に限って睡眠時間を削って仕事、勉強に充てようとしますが絶対にやめましょう。

自治医科大学の日本人男性を対象とした研究で、睡眠が6時間以下の人は、7-8時間の人に比べて死亡率が2.4倍高くなる報告もあります。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15369129/

睡眠時間を削るのは翌日の集中力が低下するだけでなく、健康も削っているのです。

 

集中力をリセットする裏技

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睡眠は集中力を回復させるといいましたが、どこでもできるわけではありません。

そこでオススメなのが「運動」です。

有酸素運動をするとBDNF(脳由来神経栄養因子)という脳を育てる因子や意欲を高めるドーパミンが分泌されます。

結果として朝の「脳のゴールデンタイム」と同じ状態になり、集中力だけでなく記憶力や思考力、作業遂行能力などが活性化します。

テスト期間で疲れてきた時に、少し散歩に行くと脳がシャキっとするのはこういうことなんですね^^;

 

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第3原則:アメリカ式の仕事術を手に入れる

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労働生産性

労働生産性という言葉を知っていますか?

労働生産性とは「就業者一人あたりが働いて生み出す付加価値の割合で、労働者がどれだけ効率的に成果を生み出したかを定量的に表した値」のこと。

ざっくりいうと「仕事効率」です。

 

日本人は「勤勉」「真面目」と言われますが、日本の労働生産性は世界的に見てどのくらいでしょうか?

日本はOECD加盟国では34カ国中22位

主要先進国(G7)ではダントツの最下位です。

 

日本の労働生産性(1時間あたり)は42.1、アメリカは68.3です。

アメリカ人は日本人の1.6倍も効率よく働いているということです!!

 

ですが日本のGNP(国民総生産)は世界3位です。

これは効率が悪い分、長時間労働でカバーしているのです。

アメリカ人は5時に退社するのに、日本人は残業が当たり前、という生活スタイルは労働生産性の統計結果をそのまま反映しています。

 

仕事効率を上げるにはアメリカ式の仕事術を探ってみる必要がありそうです。

アメリカ式の仕事術については次回以降説明しますね (^_^)

 

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 第4原則:「自己投資」のために時間を使う

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絶対仕事に使うな!

時間術により生まれた自由時間を何に使いたいですか?

最悪なのは仕事に使うことです。

時間術により生まれた時間を仕事に使い、さらに時間術により時間を作る、、、

これでは一日のほとんどが仕事で埋め尽くされ、ただの社畜になってしまいます。

 

樺沢先生が紹介する「神・時間術」は「忙しさから解放」される方法です。

仕事時間を固定し、その時間内でできる仕事量を増やし、仕事の質も高めていく。

これを実行すれば必ず「忙しさ」から解放されますヽ(´□`。)ノ・゚ヤッタアァァアァン. 

 

また著者は、創り出した時間を「自己投資」「能動的娯楽」「楽しむ」の3つに使うべきだと言っています。

 

娯楽には「受動的娯楽」と「能動的娯楽」があり、楽しいという点では同じですがテレビやゲームなど受動的娯楽はただ時間を浪費するだけです。

読書、スポーツ、ボードゲームなどは自己成長を促す能動的娯楽と言えます。

能動的娯楽はさらにアウトプットと組み合わせることでさらなる自己成長を引き起こします。

遊びや娯楽をしながら自己成長ができる。

これが神・時間術の真髄です( ̄ー ̄)

 

自己投資で無限の成長を手に入れる

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時間術により生まれた時間を仕事のスキルアップのための自己投資に使うと、さらに自由時間が生まれる。さらに自己投資、仕事スキルアップ、、、と自己投資と自己成長、時間創出の無限スパイラルが生まれます。

今日の1時間を自己投資に向けることで「自己成長」が引き起こされ、仕事効率が10%、20%アップするなら、何百時間という時間を手に入れることができます。

自己投資ほど効率的な時間の使い方はないのです。

詳しくは次回以降説明します。

 

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今日のまとめ

いかがだったでしょうか。

「神・時間術 4原則」は本書に書かれている時間術の土台となる考え方です。

・集中力を中心に時間を考える

・集中力をリセットして時間を生み出す

アメリカ式の仕事効率を手に入れる

・自己投資のために時間を使う

 

この4原則を意識して次回以降の記事も読んでいただけると幸いです。

 

 

次回予告

② 脳の機能を最大に生かす集中力の高め方

③ 朝編 脳のゴールデンタイム術

④ 昼編 午後のリセット術

⑤ 夜編 運動&睡眠リセット術

⑥ まとめ

 

今後はこのような感じで「神・時間術」について詳しく紹介していこうと思います。

 

 

詳しくは「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術(樺沢紫苑/大和書房)」に書かれています。

ぜひ読んでみてください!

books.rakuten.co.jp

 

 ここまで読んでいただきありがとうございました。